高齢者施設で生活相談員として働いた経験が活かせ、憧れていた医療ソーシャルワーカーになれると思ったことが入職動機です。今は、入院や外来受診希望の方の相談や調整、入院中の患者さんの相談支援を主に行っています。医師や看護師、リハビリ担当、介護士など院内のすべての職種はもちろん、外部の医療機関との連携も必要なポジションなので、ネットワークづくりに力を入れています。

90歳の患者さんを「自宅で過ごさせたい、でも心配」と悩んでいたご家族。その不安や葛藤、変化する気持を受け止めて支援を行ううちに、お気持ちが落ちついて「ありがとう」と言っていただいたときは、ソーシャルワーカーとしてやりがいを実感しました。これからも患者さんやご家族に寄り添い、安心して療養生活が送れるよう支えていきたいと思います。

対応の難しいケースでも最適な支援ができるよう、知識や相談援助技術を高めていくことが今の目標です。当院は教育に力を入れており、院内研修は勤務時間内に行われますし、休日の研修参加では代休が取れるなど、学ぼうとする人を応援してくれます。ソーシャルワーカーとしての専門性を高め、将来的には後輩を教えられるようになれたらと思っています。